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今日の畜産科 ヒヨコpart3.5

2020年4月28日 15時20分
畜産科

ヒヨコはどうやって生まれてくるのか知っていますか?

 

スーパーで売られている卵を温めても、孵化する確率はほぼ0%です。

それはなぜかというと、基本的にメスしか飼育されていないからです。

オスとメスを一緒に飼育して交配がおきると受精卵が生まれてきます。

その受精卵を「孵卵器(ふらんき)」という機械で温めていきます。

温度は約37.8度で3週間程度で孵化します。

人間よりニワトリの体温は高いということがわかりますね。

 

24日から地鶏の卵を温めていたので今日で5日目ということで、順調に生育しているか検査(検卵)しました。

写真のように暗いところで光にかざすと、黒い影があり、見えにくいですが血管が通っているのが見えます。

このような卵は交配に成功した「有精卵(ゆうせいらん)」です。このまま温めていきます。

交配に失敗した卵は「無精卵(むせいらん)」といい、光をよく透過し、血管も見えません。

残念ながら無精卵は温めても孵化しないので廃棄します。

 

左から「無精卵」「有精卵」「有精卵の胚」です。

血管があるのが見えるのではないでしょうか

孵化は5月13日くらいを予定しています。

そのころには登校できて、孵化の瞬間に立ち会えるといいですね。