シーズンスタート 春の3連戦
2024年4月22日 18時20分本格的に令和6年度のトラックシーズンが始まりました。3連戦を終えて調子も徐々に上がってきています。南予地区予選まであと2週間、しっかりと更に調子を上げていきます。
本格的に令和6年度のトラックシーズンが始まりました。3連戦を終えて調子も徐々に上がってきています。南予地区予選まであと2週間、しっかりと更に調子を上げていきます。
あ
四国大会という舞台で、今の自分の力がどこまで通用するのか。その手ごたえを、それぞれがしっかり成果としてつかむことができた2日間のレースでした。
あ
福岡心瑛さん 3000m障害 優勝 5000m 第3位
自分が望むレース展開をしっかりと考えて口に出すことや、レースの中で一瞬を諦めない粘り強さを出すことができるようになり、日々の成長を感じさせてくれました。1秒を、0.1秒を、互いに争う競技だからこそ、明確な目標や自分を奮い立たせる心が何よりも大切になる。3000m障害の大障害では、水しぶきがほとんど上がらないことに対して、県外の高校生たちが感嘆の声をあげていました。応援しているこちらを、とても誇らしい気持ちにしてくれる走りでした。
和氣洸太さん やり投げ 第2位
自己ベストには届かずでしたが、常に安定して50mを超える記録が出てきました。まだ力が足りなかった時はうまく投げられなかった重めのやりも、身体ができあがり、力が付きつつある今では、自分の実力を発揮できるものとして扱えるようになりました。投げる前のルーティンワークや声出しも堂々としていて、力強さを感じさせてくれます。自分の可能性を信じて、目指す目標へ。そして、さらにその先へ。
上田文也さん 5000m競歩 第6位
競歩を始めて2回目のレース。自己ベストを更新し、さらなる自分の可能性と成長を実感できたレースになりました。十分に練習ができず、もどかしい日々を過ごした中での本番でしたが、最後まで前を向いて歩き続けてくれました。終わった後も、「まだできる」「次はこうしたい」「もっと自分も」と、意欲的に次を見据える気持ちがあふれる試合になりました。冬の鍛練を乗り越え、またひとつ強い自分へレベルアップです。
あ
大会のたびに、まだまだ自分たちよりも上の実力の選手がいる、自分たちよりもハードな練習をこなしてスタートラインに立つ選手がいる、ということを改めて目の前で実感している選手たちです。でも、同時に、それは決して自分たちに届かないレベルではない、決して自分たちにできない努力ではない、ということも感じている選手たちです。この冬の積み重ねが、来年の自分たちを形作る。次の舞台へ向けて。NEVER SAY NEVER
文責 陸上競技部副顧問 黒川由希帆
まだまだ残暑が厳しく30度を超える厳しい条件の中、6名それぞれが今持てる力を精一杯発揮してきました。
夏季休業中にしっかりと鍛錬した結果が記録につながり、それぞれが自己新記録やそれに近い記録を出すことができました。
今シーズンのトラックレースも残り少なくなり、既に来年度に向けてそれぞれが課題づくりをして練習に取り組んでいます。
次の四国新人大会に出場する3名は、来年度の四国大会の前哨戦としてしっかりと戦ってきたいと思います。
文責 陸上競技部顧問 中島
8月3日 天候は雨、時々強く降る状況の中、予選が行われました。台風の余波で時々方向が定まらない強い風が吹き、コンディションとしては難しい状況の中、持てる力を精一杯発揮してきました。
愛媛県代表、四国ブロック代表となりこの場所にたどり着くのは、運も実力も必要です。2年連続で全国大会に出場し、そしてその代表として堂々と競技をしてきました。
自己ベストには届きませんでしたが、競技を終えた彼女の顔には満足感が伺えました。来年度もこの舞台で活躍する選手が生まれてほしいと願いながら北海道を後にしました。
文責 陸上競技部顧問 中島
全国の夢 4年連続つなぐ
6月17日 女子5000m 競歩 名本 鈴音
プログラムのランキングでは3位。しかし厳しい戦いであることは、本人が一番よくわかっていた。ランキングの記録はあくまでも県大会での通過記録であり、それぞれが持つ自己ベストタイムではない。全国大会への枠は5位まで。狙いは、5位通過。スタート後、上位3人は最初から振り落としを狙いスピードを上げていく。必死に食らいつこうと4・5・6・7位集団で粘りのレースをするものの徐々に4・5位が抜け出しじりじりと差をつけられ惜しくも6位でのゴールとなった。
2年生の県総体での失格。県新人での発熱と四国大会を経験できなかったことは、大きなハンデだったがそれを乗り越え3年生で四国大会を戦えたことは、本当に素晴らしいことだと思う。素直に競技に向き合い努力してきた結果が四国大会出場を勝ち取ったのだと思う。
6月18日 男子3000m障害 福岡 心瑛
県大会で優勝という素晴らしい成績を得たことが、彼にとって知らぬ間にプレッシャーと慢心を抱かせてしまう結果になったのではないかと推測している。予選を2位で通過したものの、県大会のような余裕はなく、むしろ動きがぎこちなく重く見えた。決勝ではのびのびと走る先頭集団に置いていかれたように後退し、自分の実力を発揮できないままゴールした。きっと自分でも何が起こったのか理解できないままレースが終わったのではないだろうか。苦しそうに走る姿は県大会の時とは別人に見えた。栄光の陰には悔しい思いをする選手がいる。しかしその悔しさこそ次の勝利を目指す原動力になる。ランキングに入っていない選手が6位入賞を勝ち取り歓喜している姿をこの四国大会で何度も見た。高校から陸上競技を本格的に始めた彼にとって四国大会は経験したことがない場所。この経験は必ず来年度の全国大会への原動力になってくれるものと期待する。
女子やり投げ 織田 わかば
「昨年度全国大会に出場しているから、今年も大丈夫」というほどブロック大会は甘くない。出場枠はわずかに6人。どの競技も四国で6人しか出場できない(競歩は5位まで)。県大会では助走のリズムがうまくいかず、投げもバラバラで自己記録に届かず苦しんだ。それから2週間、助走のリズムを見直し安定させ、力のある投げに繋がるように取り組んだ。
フィールド種目は予選3本で上位8人が決まり決勝3本を8人で争う。予選の3本は決勝を有利にするための大切な3本、できるだけ好記録を出し8人の中でも上位記録を残しておきたい。2投目で39m00、3投目で39m04と立て続けに自己記録を投げ4位の記録でベスト8に残る。
決勝での3投は、記録は伸びなかったものの、自己記録を更新し、みごとに5位入賞を果たすことができた。昨年度の全国大会は思うように実力が発揮できないまま決勝に進めず3投で終わった。今年は、持ち前の勝負強さで40mを超えていく大投擲を見せて欲しい。
6月19日 男子やり投 和氣 洸汰
昨年度のこの時期にはまだヤリさえ握っていない。初めて出場した新人戦の記録は39m、そこから冬季トレーニングに取り組み、今年度南予地区予選では51m28、県大会では53m52と投げる度に記録を更新してきた。まさに上り調子、ランキングでも5番目に位置していた。しかし流石にブロック大会は簡単ではない。良い感じでアップを終えて、いよいよ練習投擲が始まる。「いつもどおり」を目指していたが、助走のリズムや腕の振り、ヤリの種類と微妙に違いが出てヤリが50mを超えていかない。3投目でやっと50mを超えベスト8に残ることができた。
しかし、織田の展開と逆で決勝で6以内を狙っていかなければならない、そこに意識できない力みが生まれる。結局6位とのわずか7センチを詰めることができずに、7位で終わってしまった。初めての四国大会なうえに試合経験はまだ数えるほどしかなく、ここまで戦えたことは、今後の伸びを考えると楽しみでしかない。目指せ60mオーバー、今後の努力に期待する。
文責 陸上競技部顧問 中島
激闘の3日間 四国大会4人(5種目)出場!
それぞれの熱い想いを胸に、勝負を挑んだ3日間。毎日、自分自身の力と向き合い続け、磨いてきた強さを実感する瞬間です。
織田わかばさん やり投げ 第4位
気合と緊張の入り混じった試合で、自身の掲げる目標まであと1歩。ほかの誰よりも本人が一番、自分の結果に大きな大きな悔しさを抱えている。
いつだってやり投げに対する自信と覚悟は人一倍なわかばさんだからこそ、この悔しさを大きな力に変えて、四国大会とインターハイの舞台で花開くことができると信じています。
名本鈴音さん 5000m競歩 第3位
目指すタイムまであと少し。いつも自分自身の弱さや甘さと真剣に向き合いながら練習を重ねてきている鈴音さんだからこそ、見える景色がある。
「必ずできる」と信じてくれている人たちがいることを胸に刻んで、次の大きな舞台も自身の可能性を信じて歩き切ろう。
福岡心瑛さん 3000m障害 優勝 1500m 第5位
「こう走りたい」という想いを、しっかり形にしてくれたレースでした。一番高い表彰台から見える景色は、自分の力で勝ちを手にした者にしか味わえないものです。
緊張もプレッシャーもはねのけて、自分を信じてスタートラインに立つ心瑛さんだからこそ、勝利を手にする強さがある。支えてくれる人の想いを胸に、全国の舞台で自分らしく、力強く駆け抜けよう。
和氣洸太さん やり投げ 第3位
見ている人の気持ちを熱くさせてくれる、力強い一投でした。自己ベストを更新し、大きく躍進です。
周りの人への感謝を持ち、黙々と力を高めている洸太さんだからこそ、ここぞというときに力を発揮できる。次の舞台も自分の強さを楽しみましょう。
この4人が四国大会で戦い、インターハイを目指すことができるのも、お互いに支えあい、高めあってきたチームメイトがいるからこそです。
特に、3年生の立派な背中は、いつでもチームに穏やかな安心感と高い士気をくれました。
キャプテン 宇都宮健汰さん
心も身体も強い健汰さんは、1日も練習を休まず、キャプテンとしてずっと陸上部を引っ張ってきてくれました。厳しい練習でも手を抜かず、しんどくて止まってしまいそうな時でも、必ず最後まで自分の決めたことをやりきる。
そんな芯の強さを持つ健汰さんだからこそ、自分が重ねてきた努力の重みを実感できる。自分の成長を自信に、自分の可能性を力に、これからも前を向いて挑み続けよう。
3年生 織田千祐さん
冬季練習から陸上競技のスタート。新しい挑戦が実を結ぶ喜びを実感できるのは、千祐さんがチャレンジを恐れず、前向きにがんばってきたからこそです。
あと少し、もう少し、を繰り返して1歩ずつ着実に力を高めてきた姿は、周りの人にも大きな力を与えてくれる。「今、この瞬間」を大切にする気持ちを持ち続け、これからも自分の道を歩んでいこう。
勝つ喜びや自己ベストが出た時の嬉しさ、負けた悔しさや思うようにいかなかったもどかしさ……
競技にかける想いを一緒に感じられるのは、選手たちが傍で努力を重ねてくれているからこそだと、試合を見るたびに実感します。
支えてくれる人、応援してくれる人、見守ってくれる人、全ての人に感謝の気持ちを持ち、四国大会、そして、全国の舞台へ。 NEVER SAY NEVER
文責 陸上競技部副顧問 黒川由希帆
大会新記録樹立
福岡心瑛さんが男子3000m障害に出場し優勝。大会記録を8年ぶりに更新しました。
来年度から、タイトルホルダーとしてプログラムに名前が記載されます。
タイトルを獲るというのは容易なことではありません。実力があってもその日の天候や体調、レース展開など様々な条件で強くても更新できない
ということがよくあります。この日も気温が低く、冷たい雨。風も強くコンディションとしてはあまりよくありませんでした。
その中で歴代の名ランナーの記録を超えることができたというのは、本当に価値があることです。
やり投げでは、男女ともに優勝、3位内入賞6種目と南予地区予選に続いて活躍してきました。
県選手権は7月15/16日。一般も合わせての大会です。真の意味での愛媛県チャンピオンを目指して更に努力です。
文責 陸上競技部顧問 中島定信
3位入賞種目9種目 8位入賞12種目 県大会全員進出
令和5年度の全国大会への道がスタートしました。この日のために冬にしっかりと取り組んできた練習。
その成果が入賞というカタチで結果として残る。「努力は裏切らない」とよく言葉にされますが、本当にそのことを
強く思う3日間です。黙々と取り組む、毎日毎日変わらないような練習にひたすら自分と向き合いこなしていく。
時には伸び悩むことに心折れそうになり、きつい練習にへこたれそうになる。
でも、勝負の瞬間を分けるのは自分を誤魔化すことなく、逃げることなく向き合うことができた強さだと思うのです。
だからこそ3年間努力した3年生は強い 才能や付け焼き刃が、敵う世界であるほど甘くはない。
強さは重ねた時間と、思いの強さだと他校の選手を見ても感じます。
次は県大会。更に上の自分を目指して NEVER SAY NEVER 文責 陸上競技部顧問 中島
縁ありて花開く
3年間の月日のなんと早いことかと、今更ながらに思います。
コロナ禍でスタートした入学式からの各自部活動。まさに、リモートでの練習スタートでした。
1ヶ月の個人練習の後、初の全国高校総合体育大会中止という異例の措置。それでもひたすらに君たちは努力を続け、
それぞれの目標に進み続けた。
一人一人のコメントの中に「思うような結果が出せなくて」「期待を裏切ってしまって」という言葉がありましたが
何ら悔いることも、恥じることもないと私は、君たちの成長した姿を前にして深く感じました。
むしろもっと君たちの可能性を引き出してあげられたのではなかったのか、という悔しさが私の中にあります。
出会えた縁を大きな花にして卒業する君たち。今後この3年間にたくさんの人から頂いた恩を返せるような大きな実を結んでください。
心とともに襷を継いできました
秋晴れの中、全国高校駅伝大会の県予選会に出場してきました。男子は合同チームでの参加。1年生ながら福岡心瑛さんが1区で力走、上位チームから大きく離れることなく襷をつなぎチームの流れをつくってくれました。
女子は今年度も単独チームで出場することができました。年々部員数が減少し、単独チームでの参加校数が減っていく中、参加するだけでも
素晴らしいこと。進路課題を抱えながらもチームのために力走してくれた3年生に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
心の襷をつなぐことは、一緒の時間をつなぐこと、来年度も先輩から後輩へ襷がつなげるチームづくりに取り組みたいと思います。
文責 陸上競技部顧問 中島