ニャバイ

2024年8月30日 17時30分
一口日記

インターハイで相撲部の活躍とともに

陸上部にも注目していた。

なぜなら昔、長距離を走っていたから。

F君の3000m障害9分半はやばい速さだ。

これが理解できるのは、

多分走った経験がある人だけかも。

さて、パリ・オリンピックが終わった。

今回も数々の感動のドラマがあった。

オリンピックが開かれると思い出す。

8年前、リオ・オリンピックを

テレビ観戦していた時、家の近くで

子猫がなく声を聞いた。

ひん死の子猫を連れて帰り育てた。

私は「リオ」と名付けたかったが

妻が付けた「リン」が名前となった。

餌をたくさん食べて元気に育ってくれた。

しかし、1年ほど前から腎不全を患い

度々動物病院へ連れて行った。

ある日、車中で「ニャバイ」と言って

大量のおしっこを漏らした。

「お前、人間の言葉がしゃべれるのか。」と

つい言ってしまった。

そのリンが先日旅立った。

静かで穏やかな最期だった。

マムシにかまれたことが直接の原因だった。

腎臓が正常に働かないため、

毒素を体外に出すことができなかったのだろう。

賢くて優しいネコだった。

私と妻にいっぱい笑顔をくれた。

いつも田んぼや畑について来た。

寒い夜は勝手に寝床にもぐり込み、

一緒に寝てくれた。

息を引き取ったとき涙が止まらなかった。

ありがとうリン。

もう会えないと思うと本当につらい。

もう一度会いたいなぁ。

安らかに眠れリン。

 搾乳作業員 仲木弘幸

 

右がリン

左は野村高校牛舎で2年前に拾ってきたノム

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