歴史散歩3(泉貨居士の墓 県指定史跡)

2024年9月12日 10時45分
一口日記

泉貨紙とは質の異なる漉き紙2枚を

重ね合わせる独特の製紙法による

強靱な和紙で、現在は野村町の他、

鬼北町など四国3カ所でしか製造

されていない貴重な和紙である。

強靱な紙質は上方や江戸の公家・

武家の間で重宝がられたという。

この泉貨紙の製法を創案したという

泉貨居士こと兵頭太郎右(左)衛門

道正の墓が三島神社を少し進んだ

安楽寺の墓地にある。

(安楽寺にある泉貨居士の墓)

(同じく安楽寺にある泉貨居士の碑)

江戸のセレブ達に好評を博した和紙が

野村町で開発されたというのが面白い。

ちなみに和紙は江戸時代多くの藩が

専売制としているが、ご多分に漏れず、

泉貨紙も専売制となっている。

そしてそれに絡んで吉田藩でおこった

一揆が「武左衛門一揆」である。

専売制の説明や江戸後期の一揆の説明に

使える、と喜んでいたが、予習が遅く

授業に間に合いませんでした。

次年度はこれを使って授業をしよう…。

参考:西予市HP

西予市の文化財/西予市 (city.seiyo.ehime.jp)

教頭・一色