コロナ後を見据えて

2020年4月13日 15時15分
一口日記

 人類の歴史は、感染症との戦いの歴史と言われています。過去に幾度となくこのような感染症に見舞われながら、大きな犠牲を払いながら復興してきました。特に1918年3月から始まったスペイン風邪では、WHOの試算で4000万人、一説によると1億人、日本でも内務省統計で38万人、歴史人口学的手法を用いた計算では、45万人の死者が出たと言われています。この時には、死亡者の99%が65歳以下の若い人たちであったそうです。今回は、若い人は、中には重症者もいますが、大部分は軽症で済んでいます。今後、2,3年はこのような不自由な生活が続かもしれませんが、必ず、コロナウイルスがただの風邪になる日が来ます。その時にどのような人生を歩んでいけるかは、今の少々不自由な生活において如何に過ごすかにかかっています。全く新しい世の中になっているかもしれません。未来を担う若者としての自覚、覚悟を持ってこの試練を乗り越えてほしいと思います。そのために読書をしましょう。先人がどのように苦難を乗り越えてきたか、過去から学ぶことも非常に大切だと思います。 永井