収穫の秋を迎えて

2020年9月24日 09時09分
一口日記

 3反ほど、田んぼを作っています。1年半前、市内の小学校を定年退職し、夢だった百姓を始めました。午前5時から本校の牛舎で牛の世話をした後、午後から田んぼや畑で汗を流しています。先日、稲刈りが終わりました。7月の長雨日照不足、台風接近、稲倒潰、ウンカの大発生等で減収を心配しましたが、コシヒカリ反当9俵の収穫量。昨年は反当8俵だったので少し幸せな気分になりました。味は手前味噌になりますが、「こんなおいしい米は食べたことがない」と言っていただけるレベルだと信じています。もし、食べてみたい方は仲木までご連絡ください。新米百姓なので米作りについては、いろいろな人に教わっています。近所のお百姓さんや農協の指導員、そして、ネットの情報等です。ところが人によって教えてくれる内容が微妙に違っています。米作りは奥が深いです。結局、自分が最高と思われる稲作方法を研究しながら見つけるしかないと思います。毎日、天気、最高・最低気温、降雨量、屋上のソーラパネルによる発電量(日照量)、そして、稲の様子を写真で記録しています。PCに残したこのデータが、今後、生きてくると思います。列ごとに肥料の量を変えて、稲の生長の違いを調べる実験もしました。大人の理科自由研究、とても楽しかったです。来年は田んぼを1町に増やす予定です。ますます充実した毎日が送れそうです。現在、61歳。体力には自信があります。もう一度自分の力を信じ、胸を張って風を受け止め、大空に羽ばたきたいと思っています。まだまだ新たな目標、新たな夢を追い続けます。ときおり地元で酪農をやっている教え子が「先生、元気か」と牛舎に顔を見に来てくれることが楽しみです。 牛舎 仲木