靴泥棒⁉

2020年9月27日 14時05分
一口日記

 先日、家の庭に小さいサンダルが片方だけ落ちているのを見つけました。大きさからして隣の男の子のものだろうと思い聞いてみると、前日から無くなっていたということでした。

 そう言えば数年前、同じような出来事があったことを思い出しました。家の勝手口に置いていたはずのスリッパの片方だけがいつの間にか無くなっているのです。使い古しだったのでまあいいかと新しいものを買い同じところに置いておくと、今度は左右とも行方不明となりました。風に飛ばされた様子もなく、いったい何者が我が家のスリッパを狙っているのだろう…と気味悪くなりました。

 数日後、テレビで我が家と同じように履物の盗難が相次いでいるというニュースを目にしました。専門家の話では、犯人はなんとキツネだというのです!キツネは人間の靴の匂いを好物の餌の匂いと間違えて、せっせと巣穴近くに持ち帰ってしまうらしいのです。珍事件の犯人がキツネだと判明しほっとしたと同時に、野生のキツネがごく身近に生息していることに驚きました! 

 ここのところイノシシは頻繁に出てくるし、1ヶ月ほど前には高校近くの電線の上をサルが渡っていくのも目撃されています。動物と鉢合わせてけがを負ってしまったり、農作物を食い荒らされたりと深刻な被害があると聞きます。野生の生き物とうまく共存していくのが難しい環境になっているのだと改めて感じました。土居