時代に逆行している?!
2020年9月17日 09時57分3年生(絵画)の授業で製本を始めました。
前回の授業で、5~6枚の用紙を半分に折ったもの(一折)をいくつも作り、
20折ほどをまとめて、のこぎりで切り目を入れました。
今回はそれらを、かがり台を使ってしっかりと針と糸で麻ひもに縫い付け(かがる)ていきます。
中身が完成したら、別に作る表紙を本体に接着する「くるみ製本」に取り組み中。
最終的には「帳簿製本」にも挑戦します。
野村の生徒諸君は丁寧で根気強いので、これから楽しみ。
自分でつくる、世界で一冊の本格的製本の白紙のノート。
若者の未来のようで、彼らはこのノートに何を書き込んでいくのでしょう。
勝手にわくわくしております。
今はほとんどすべて機械式製本ですが
本格的な手製本は、道具と方法は昔と全く変わっておりません。
古いヨーロッパでは、製本に使う「かがり台」が嫁入り道具の一つだったそうです。