本年度の入試事情
2020年10月15日 17時40分本年度はコロナ禍、入試制度改革のあおりを受けて入試事情に大きな変化が見られます。新聞の記事を参考にまとめましたので、是非活用してください。
① 大学志望動向について、
昨年に比べ、地元国公立大学への志望者が増加しています。特に本年度は、入試制度改革の一年目なので、一般入試を避ける傾向があり、総合型選抜や学校推薦型選
抜の受験生が大きく増加しています。
総合型選抜・学校推薦型選抜
国公立理系 昨年度 21.6% → 本年度 26.3%
国公立文系 昨年度 12.9% → 本年度17.7%
私立理系 昨年度 18.1% → 本年度19.3%
私立文系 昨年度 45.1% → 本年度 34.9%
一般選抜
国公立理系 昨年度 39.5% → 本年度 41.4%
国公立文系 昨年度 23.8% → 本年度25.2%
私立理系 昨年度 9.0% → 本年度8.9%
私立文系 昨年度 25.9% → 本年度 23.1%
② 学部別志望状況
国公私立ともに医学部や薬学、保険衛生といった医療系学部の人気が顕著。「コロナ禍で医療関係者の活躍やワクチンへの注目などが影響したのだろう」ということ
です。影響は高2生にも拡大しているようだ。医療系を志望するなら早めの行動が大切になりそうです。
③ 大学個別試験 コロナ配慮
個別試験で出題の範囲や形式を変更する大学例
室蘭工業大学・・・・・・数学(数Ⅲ)から主題する場合は選択形式で出題する。
横浜国立大学・・・・・・個別試験を取りやめ、大学入学共通テストで代替。教育学部では、実技の代わりに実演動画を提出
東京外国語大学・・・・地理歴史(日本史、世界史)の出題を「基本的な事項」にとどめる。
京都大、上智大、・・・教科書で「発展的な学習内容」などとして掲載されているものを題材とする場合、設問中に
東京理科大 必要な説明を加えて出題する。
中央大
山口大学・・・・・・・・・・数学(数Ⅲ)、理科(物理、化学、地学)から出題する場合は、選択形式で出題する。
大阪市立大学・・・・・・「発展的な学習内容」からの出題を控え、出題する場合は設問中に補足事項を記載する。
産経新聞より
このように様々な配慮が見られます。自分が志望する大学の募集要項によく目を通して、しっかり対策を立てていき
ましょう。今年度は、粘ればどこかにチャンスがあるかもしれないという予感がします。共通テストまで3ケ月わずかと
なりました。悔いを残さないように頑張ってください。
進路課長 永井