製本 1冊目完成です
2020年11月9日 12時44分
3年生絵画の授業での製本、1冊目が完成しました。
初めての本格製本でしたが、根気強く丁寧に取り組んでくれて、全員完成です。
手芸店で買ってきた可愛らしい布を使ってます。
ビニールコーティングされている布なので、水や汚れに強そうです。
見返しの紙としおりひもの黄色が表紙の雰囲気に合っています。
濃い紫の布と見返しの青がよく似合います。
この作品は角の部分の布がちょっと短めになって、折り込んだときに布の隙間が出来てしまいました。
ですが角皮(この作品は皮の風合いの紙を使用)を貼って解決しました。
布との色の組み合わせも絶妙で、いい感じのアクセントになりました。
水色の表紙の色と見返しの黄色、しおりひもの白のバランスが心地よい。
見返しの糊の量が少し多かったので表紙がわずかに膨らんでしまいましたが、
(表紙の内側が乾いたときに引っ張られた)こんな経験が次回に活きてきます。
表紙、見返し、しおりひもを青、紫系でまとめ、統一感があります。
最初から仕上がりをイメージしていたかのようなまとまりと、シックな雰囲気が漂います。
男子2名の作品。赤で全体をまとめた作品と、水色の表紙に黒の見返しの作品。
統一感とコントラストの見本のような2作品。
同じように作っても配色を変えると全体の雰囲気が変わります。
人生初の製本を記念して一枚。
自分で製本できるという達成感、制作に費やした時間が一冊の本というかたちになること、
ひとつ一つの工程を丁寧に行うことの大事さ
失敗しても 何らかの方法で解決できるということ などを味わってもらえたら嬉しいです。
何に使うか話していました、たのしそうです。
途中になっていた2冊目にさっそく取りかかります。
今度は花布(はなぎれ)を自分で糸で編み、くるみ製本ではなく帳簿製本(ドイツ式)にする予定。
野村の根気強い生徒諸君ですから期待しています。