大家畜班 夏休み実習報告!

2021年8月26日 10時35分

夏休み期間中、牛の飼料用トウモロコシの刈り取りが行われました。

春から夏にかけて2、3年生の大家畜班が草刈りや電柵設置等の管理を行ってきましたが、7月末頃、無事収穫を迎えることができました。

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刈り取りに関しては業者の方にお願いし、大部分はラップサイロ(白いラップ)に包んで発酵を促し、サイレージにします。

サイレージとは、青刈りした飼料作物をサイロに詰め、乳酸発酵させたエサのことをさします。発酵によって乳酸、酢酸といった物質が発生し、腐敗菌やタンパク分解菌の活動を抑えるため、飼料の長期にわたる貯蔵が可能になります。また、発酵で生じた有機酸は、牛にとって重要な栄養源であり、食欲をそそる香りをたてるため、牛の食欲を増進させます。

無添加でもpHが低下し、良好な発酵品質になりますが、多くの酵母や糸状菌(カビ)が付着していることから、開封後の空気の侵入で二次発酵しやすい特徴もあります。

そのため、2,3年生総出で大きく穴の空いたバンカーサイロに刈り取ったトウモロコシを敷き詰め踏み込みます。見た目より重労働のためこまめな休憩を挟みながら行いました。

空気ができるだけ入らないよう密封したら完成です。

大家畜班のみなさん、暑い中お疲れさまでした!