第75回四国高等学校陸上競技対抗選手権大会 結果報告
2022年6月20日 18時11分陸上競技部 3年連続全国大会へ
18日(土)女子5000m競歩
スタートして1000mを通過した時点で上位2人は確定のスピードで進む。全国大会に出場できるのは4位まで。
渡邊と他3名が第2集団を形成する。2400m通過で渡邊が果敢に先頭に出て残りの3名を引き離す 。
4200m通過で4位、5位との差は20m程度安全圏とは言えない。更に4位、5位選手が渡邊との差を詰め始める。
ラスト1周渡邊は、全力で後ろの2人から逃げ、3位でゴールしたがゴール後、歩形違反として失格になる。
監督として指示した通りの、素晴らしいレースをしてくれたし、すべてを出し切る頑張りであった。
19日(日)女子やり投げ
織田の競技開始前の持ち記録は、6位ランキング圏外。しかし表情はやる気に満ちていた。
持ち前のマイペースさでウォーミングアップを終え、1投目36m75で暫定5位につける。全国に出場できるのは6位まで。
3投目を終えてベスト8が決まり、その時点でも6位をキープ。しかしそのまま終わるほど甘くはない。5投目で7位の選手が37mを
投げ逆転され、7位に落ちる。それでもその直後に自己ベストの38m87を投げ3位に浮上する。その後6投目にランキング3位の
選手が40mを投げ織田は4位に後退するも、競技終了4位で全国大会を決めた。
結果として明暗が分かれる結果となったが、二人がこれまで積み重ねた努力や取り組みに差はない。むしろ渡邊は昨年度
全国大会に出場し、本年度はそれ以上の結果を残すために、1年間身を削るような努力を真摯に地道に積み上げてきた。
その努力する姿を後輩はしっかりと見ているし、それこそが陸上競技部にとって大切な宝物だと私は思う。
渡邊だけでなく先輩陸上競技部員が残してくれた競技に向き合う姿勢、意志や闘志や悔しさも後輩に受け継がれる。
リレーのバトンのように、駅伝の襷のように受け継がれていく。 文責 陸上競技部顧問 中島