始業のチャイムが鳴るまであと２，3分。

急ぐ気持ちとは裏腹に

両脚はスムーズに動いてはくれず

転ばないよう用心しながら階段を上る。

数名の生徒が「こんにちは～」と

1段飛ばしで軽やかに追い越していく。

肩で息をしながらやっと３階にたどり着き

足元から視線を上げると目に入るのがこの丸い窓。

丸く切り取られた外の景色を眺めながら

しばし足を止め弾んだ息を整える。

この窓から覗くと見慣れた野村の景色も

なんとなくおしゃれな雰囲気に感じられる。

私の「ちょっとひと休みスポット」である。

ちなみに校舎内には下向き三角窓もある。　　　

　　　　　　　　　　　　　　支援員　土居