うさぎクッキーのクリスマスラベル!

2024年12月10日 16時11分
魅Can部

4月に動物ふれあい部ができて、今年も終わりに近づいてきています。

校内ふれあい交流会や移動動物園も、たくさん開催することができました。

多くの方に来ていただき、大変感謝しております。

 

さて、かしはなさんとコラボしたうさぎクッキーは大変好評をいただいております。

そのうさぎクッキーの季節限定ラベルが完成しました。

クッキーラベル ⇒ モザイク

オリジナルのラベルと同じ、3年2組の兵頭さんの作品です。

12月のイベント限定で販売していますので、是非来てください。

 

12月のイベント予定

○推し活うさぎカフェ

 12月14日(土)11:00~15:30

 場所:野村地域づくり活動センター

 ※Nジオチャレ主催のイベントで動物ふれあい部も参加します。

○地域ふれあい交流会(今年最後)

 12月17日(火)16:00~18:00

  場所:野村高校畜産教棟車庫

○移動動物園(えがおスポーツクラブフェスタin南予)

 12月22日(日)13:00~15:00

 場所:乙亥会館

たぶん 世界一しあわせな かまぼこ板 でしょう

2024年12月6日 11時18分
学校生活

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報告が遅くなりました

2年生が 昨年度末からつくっていた

「かまぼこ板のゴム銃」の制作の様子です

材料は家から持ってきたかまぼこ板3枚 と 学校で用意した2枚 

( 定期的に学校に寄贈してくださる方がおられるのです 大感謝 )

5枚のかまぼこ板 と シナベニア2枚 ねじと輪ゴム

 まずは かまぼこ板に 型紙をカーボン紙で写します

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赤のボールペンを使うと 何所をなぞったか 分かりやすい

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グリップになる部分を手引きの糸鋸で切ります

電動の糸鋸 は使ったことがあっても

手引きの糸鋸 を使ったことがない子が ほとんどです

    電動の糸鋸より正確に切りにくい

    板を押さえにくく 手を切る危険性が高い

ですが 「 自分の力で木を切る体験 」 は是非させたいので

手引きの糸鋸は 必ず使わせます

   「木を切れるのだから 指の柔らかい皮膚なんか・・」

   「細かい刃の一つ一つが ザクザクッと・・」

   「絆創膏は用意してますけど それですんだらね・・・」

最初にさんざん おどかしておきますが

怪我をするのは 「鋸を持っていない方の手」 のはず

要は 鋸の「 刃の前に決して手を持ってこない 」ことです

クランプでテーブルにしっかり固定すればいい

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うまく切るコツはほかにも

    刃をまっすぐ下にリズミカルに下ろす

    そのためには 低い姿勢の方が 刃が垂直になる

    切ろうと意気込むと 刃が食い込み進まない  ので

  「 切ろうと思わず刃を動かす 」方が軽く切れる( 禅問答?)

曲線は板の向きを変えて 刃は常に一方向に

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少し大きめに切れば 後で修正できるので 失敗は気にしない

かまぼこ板は 人力で切るのにちょうどよい堅さ

教材としては最高だと思っています

グリップを切ったら本体部分の部品の切り分け

ここからは正確さが大事なので 電動の糸鋸 を使います

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正確に角を出すためには 切る順番が重要

角を落としていくように切っていきます

同じ形にする板は 2枚両面テープで重ねて

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部品が揃ったら やすりやペーパーで修正しながら組み立て

やり直しの効かない 瞬間接着剤 を使うので

組み立て時の 順序と位置合わせが重要

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引き金の部品がスライドすることで 輪ゴムを時間差で3つ発射する機構

スムーズに動くよう 部品の隙間や平行が大事

ふたの部分はメンテができるよう ねじ止め

皿ねじの頭が出ないように 三角に削ります(皿もみ)

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ねじの頭が 板から出ないように 深さを調節中

面一(つらいち)が最高です

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ドライバーは垂直に

回しすぎると穴が広がって ネジが効かなくなるので 加減が大事

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本体ができたら全体の形を整えていきます

ここからは手の感触が大事

グリップは 「 自分の手がよろこぶカタチ 」を追求します

何度も握ってみて 気になるところを削ります

粗めの棒ヤスリから細かい棒ヤスリへ

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自分の手が喜べばいいので 仕上げ(削り)に唯一解はありません

 大まかな握りが好き

 指が一本一本フィットするのが心地いい

それぞれが 自分の好きな感触を求めて成形していきます

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棒ヤスリの後は サンドペーパーで仕上げ( 成形と磨き )

だんだん目が細かくなるよう磨きます

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場所によっては 板や棒にペーパーを巻き付ける と効果的

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はみ出た部分は 後で切り落とすこともできます

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400番まで磨くと すべすべ になります

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ほとんどの生徒が ワックス仕上げ をしました

木目が強調され 艶もよく 耐久性が出ます

布で擦り込めないところは筆も使って

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仕上げに乾拭き

落ち着いた光沢 と しっとりした艶

かまぼこ板の質感を超えた高級感 が出てきました

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かまぼこ板の目や削り方で いろんな模様が現れます

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こちらは 本体は黒スプレー 

グリップは オイルステン着色の後 天然のシェラックニス

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引き金に付ける輪ゴムは 数年で劣化するので

交換できる様に ふたはネジ止め

ネジは 締めるためではなく 開けるために使うのです

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完成したら 性能検査 をしなくては

   ちゃんと時間差3連発であるか

   輪ゴムはスムーズに発射できるのか

決して 射的遊び ではありません?

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かなりの時間をかけて制作しました

食べ終わったら 普段は捨ててしまう かまぼこ板ですが

技術と熱意があれば 素晴らしい作品にすることができる

ということを実感してくれたと思います

   時代に逆行しているような教材かもしれませんが

 「 確かな手応え 」のある「 手でも考える 」制作をしてくれました

           「かまぼこ板でつくるゴム銃」 完     芸術(美術)

子牛が生まれました

2024年12月1日 16時32分
畜産科

農場では休みにもイベントがあります!

乾乳牛のイチゴミルクが分娩しました。この牛は卒業生が名前を付けて管理してくれていた牛です。母体から足が見えてからはあっという間の出産でした。これからも年末にかけて家畜の分娩が続きます。様子をご紹介しますので、お楽しみに。

出産後、母牛が優しく子牛をなめていると、
しばらくして子牛は立ち上がり、母乳を元気に飲んでいました。
これからの成長が楽しみです。

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Library News 06でました。

2024年11月29日 13時01分
学校生活

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フルバージョン版はプルダウンメニュー 各種情報→刊行物等 からご覧ください。

えひめ・まつやま産業まつり 愛媛すごいもの博2024

2024年11月26日 17時59分
畜産科

11月23日、24日に城山公園にて「えひめ・まつやま産業まつり 愛媛すごいもの博2024」が開催され、野村高校は23日(土)に参加しました。

畜産科からは葉ボタンなどの生産物の他、大野ヶ原にんにくの加工品開発として「ニンニクたっぷりん」を販売しました。2年生栽培班と1年生有志が担当しました。

動物ふれあい部ではウサギのふれあい活動をおこないました。

Youtubeの取材やテレビ朝日の「なるちか!」での生中継などメディアにも紹介していただきました。

天候にも恵まれたくさんの方に来場していただきました。県内最大規模のイベントなので大変でしたが、普段あまり行えない販売活動などができて貴重な体験でした。

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畜産科 魅Can部 動物 農業高校

片男波親方来校!!

2024年11月26日 14時26分
学校生活

本校OBの片男波親方(元関脇玉春日)が乙亥大相撲でお忙しい中、片男波部屋に所属する玉鷲関、玉正鳳関等と共に野村高校に来てくださいました。

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写真はありませんが、生徒達が玄関で出迎えました。

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玉鷲関、玉正鳳関から学校にサインをいただきました。

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卒業アルバムで野村高校時代の親方の写真を発見、当時の思い出をお伺いしました。

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お忙しい中でのご訪問、誠にありがとうございました。

「相撲」を通じて地域と交流~城川~

2024年11月25日 11時27分
魅Can部

 大相撲九州場所も終盤戦を迎え、本校卒業生の風賢央・風佑城も健闘しております。引き続き、応援よろしくお願いいたします。

 さて、今月26日(火)~27日(水)に西予市乙亥会館において「第173回乙亥大相撲」が開催されます。日本で唯一のプロアマ対抗戦をはじめ、今年は西予市合併20周年記念行事も併催され、さらに盛り上がることが予想されています。そんな中、本校相撲部は地域を代表して乙亥大相撲の土俵に上がる方々と、相撲を通じて交流させていただいております。

 今回は城川地区の皆さんとの交流の様子を紹介します。本校相撲部が参加させていただいた日は、城川地区の小学生・中学生そして大人も一緒に練習されていました。およそ2年前に魚成地域づくり活動センターの敷地内に完成した立派な土俵には、年齢や性別を超えて多くの方々が集まっていました。初対面の方も多い中、皆さんは私たちを温かく迎え入れてくれました。小学生からは「相撲楽しい」「相撲やってみたい」という声を聞くことでき、「どうやったら勝てる?」と私に質問してくれる選手もいました。是非この乙亥大相撲をきっかけに、城川にも相撲文化が復活し、年間を通じて相撲に取り組んでくれる選手が誕生してくれることを楽しみにしています!女子選手も小学校低学年から中学校3年生まで熱心に取り組んでくれていました。アマチュア相撲には「女子相撲」として、全国大会や世界大会まで開催されています。女子選手の誕生も心待ちにしています。年齢・性別を問わず、本校での相撲体験も大歓迎です!いつでもお待ちしています!!

 最後に行われた大人たちの取組では、本校部員たちも混ぜていただき、高校相撲さながらの激しい熱戦が繰り広げられました。その結果予定していた番数を超え、時間もオーバーするほど皆さんは熱心に取り組まれていました。稽古後の皆さんのさわやかな笑顔が印象的でした。

 本校相撲部は、このように「相撲」を通じて地域の方々と交流させていただき、日頃応援してくださっている皆様に少しでも恩返しできればと考えております。そしてこの機会に選手の顔や名前も覚えていただき、今後さらに応援していただけるチームとなれるように頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします。

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「菜園・林の広場」オープン記念共同植樹祭

2024年11月25日 09時00分
学校生活

11月23日(土)、どすこいパーク「菜園・林の広場」のオープンを記念して開催された共同植樹祭に参加しました。今回の植樹祭では、地域の方々が約100名参加し、シラカシなど26種類の木を725本植えました。野村高校からは、菜園共創プロジェクトや生徒会のメンバーを中心に16名の生徒が参加しました。

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平成30年7月豪雨から6年が経ちました。今回植樹した木々が、復興のシンボルとして力強く成長することを願っています。

「林の広場」の隣の菜園では、9月に種をまいたコスモスがきれいに花を咲かせています。ぜひ足を運んでみてください。

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第2回のむら学(1年生探究)

2024年11月22日 18時07分
学校生活

本日は「第2回のむら学」がありました。

各学期に1回、合計3回の授業を通して、探究の方法について学ぶという内容になっております。

前回が第1回で「研究テーマ、仮説設定」、今回の第2回は「実験・検証」という内容になっています。

今回の活動は、第1回の講師である杉田様(野村地域自治振興協議会)、羽鳥先生(愛媛大学)に加え、クリス先生(愛媛大学)にも来ていただき、クリス先生中心の活動になりました。

大変ユーモアのある方で、生徒はあっという間に引き込まれていました。ニュージーランドのご出身で、その文化の違いから学ぶことも多くありました。

今回のテーマは「雨の音」ということで、雨が楽しくなるようなレインコートを作って発表するというのが最終目的となりました。

本当に笑いの耐えない楽しい授業でしたが、気付いたら外に出て探究活動をしていましたね。大変印象的で学びのある授業になりました。

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クラフトデザイン 1冊目 完成してました

2024年11月22日 10時07分

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3年生 クラフトデザインの「包み(くるみ)製本」

1学期に 途中まで報告していた続きです

前回の報告は 綴じ終えて 背を丸めるところ で終わっていました

背の反対側「前小口」の紙をつまんでずらし

背側を金槌でたたいて丸みを出し

板から少し背を出して挟み 折り曲げるようにたたいて

「耳だし」をします( 最初の難関 )

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背の 天(上) の部分に 好みの色のしおりひもを接着

その上から天地に花布(はなぎれ) を接着

背の補強と表紙との接合のために 寒冷紗を接着します

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表紙との接着の前に「クータ」という筒状の紙を接着

背の幅の2倍強の幅の クラフト紙 を背に貼り

両側を折り曲げて 互いに接着して 筒状になるようにします

ボンドがはみ出ると筒にならないので 慎重に

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ちゃんと筒状になったか確かめて・・

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うまくできました

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筒状のクータが 背表紙裏と本体の背と それぞれ接合することで

本体と背表紙は接合せず 別々に動くことができ 

本の開きがよくなります

中身の部分はこれで完成

続いて表紙を作成します

中身の幅や高さを計測して 表紙の大きさを決めます

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背表紙(地券紙)平表紙(ボール紙2枚)を 

ちり(中身から表紙がはみ出る部分)など考慮して切ります

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表紙用の布に ボール紙を接着する目安の線 を入れます

布は 適度な厚みの物なら 何でも使える

厚めのハンカチ や 思い出の古着でも・・

家から持ってきた布を使う子もいます

(宇和町の手芸店がなくなったのが残念)

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貼る位置が決まったら 布に厚紙を接着

高さが揃うように 注意します

耳の部分の 溝の空きは 今回8㎜ にしました

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四隅を折り込むために45度に切り落とします

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布を表紙に接着する順番は天地が先

横の部分は爪を使って上手に形よく折り込んで接着

市販の本でも この部分で製本の上手がわかってしまう 大事なところ

できあがった表紙と本体を接着します

表紙と中身を別に作って

中身をくるむように表紙を接合するので「くるみ製本」

このあたりの工程は 作業につきっきりだったので 写真を撮れませんでした

溝の部分は こてで 特にしっかり接着し

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両方の溝に竹ひご(3㎜幅)を置き

板で挟んで一晩プレスします

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きれいな溝が できました

本の開きをよくする 大事な部分

ここが きれいに決まると 完成度が全然違います

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 最後の難関

見返しの紙を 表紙の裏に接着します

木工ボンドではなく やり直しの効くデンプン糊を使用

小麦粉と水を1:3で混ぜ

鍋でごく弱火で 混ぜながら自作します

液体が糊状になるのを見た 料理が好きな Y 君が

「ホワイトソース!」その通りです さすが!

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見返しに手際よく刷毛で糊を塗って プレスします

(ここも写真をとる余裕なし)

宇和高の M氏 からいただいた 大きなプレス機が大活躍

おかげで この人数でも 講座が成立しました(大感謝)

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みんなうまく接着できました

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 ALT のキャサリン先生

1学期いっぱいの ご勤務なので ちょっと早めに完成

見返しに 猫の足跡のスタンプ

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一応これで製本は完成ですが

今回せっかくなので 「蔵書票」をつくります

日本ではなじみがありませんが

西洋には 自分の蔵書に 版画でできた蔵書票を貼ったり

コレクションする文化があるそうです

  世界にひとつだけの 自作の本なので

  とことんやってみましょう

 ↓ 手描きの原稿

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コピー機で縮小し 白黒反転させたもの などを使います

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初めての本格製本でしたが

野村の生徒諸君 みんな一生懸命作ってくれました

けっこう手間はかかりますが

「正しく手順を踏んで 丁寧に作れば ちゃんとしたものができる」

ということを 実感してくれたと思います

2冊目は もっと手間のかかる「帳簿製本」

現在 花布を編み終わりかけたところです

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  3年クラフトデザイン「包み製本」  完

                 芸術(美術)