足下のともしび

2022年6月16日 21時29分
一口日記

六月もはや半ば。仕事に慣れたと言う感覚は、微塵も無い。

なれるというよりは、新生活にながされているといったところが、正直な感想である。

 

ところで、人はなぜ意味も無く下を向いたり、ため息をついてたりしてしまうのだろうか。

先にいっておきたいが、気がめいっているわけではない。

ただ、湿度も高まり、まとわりつくようなうっとうしさを感じる季節になってきて、

そんな機会が増えたような気がする。

 

「下を向いたって何もない。ただひたすら前を向いて歩け!」

 

そういわれたら、そうかもしれない。

燃やせるものが何もないときにこそ、闘魂は燃やすものである。

 

・・・けれど、案外下を向いてあるいてみることも悪くない、と思う。

 

最近、教員住宅近辺では螢がぽつぽつ光る。

そのことに気づいたのは、私も同じく、下を向きながらぽつぽつ帰った時だった。

舞うというよりは息づくように、彼らは足もとの草中で光るのである。

 

光りの拍動に、思わず嘆息が漏れる。

 

感激に満ちたため息は、満たされた心が少しこぼれた結果だと、そのときに知った。

小さくか弱いともしび。けれど確かに、私たちの足下を照らしてくれる灯火。

 

今日も今日とて、のむらいふ。

不思議な世界

2022年6月7日 13時20分
一口日記

ヨツバカンノン、バイブスマダラ、リトルハナガシラ…

これらのもの、何だか分かりますか?

 

これらの変な名称は、こびと研究家でイラストレーターのなばたとしたかさんが書かれた絵本「こびとづかん」に登場するこびとの名前です。

 

私の娘は幼い頃、こびとの世界にどっぷりとはまり「こびと探し」に付き合わされた思い出があります。

こびとの好物のきのこを見つけるため山を歩き回ったり、おびき寄せようと庭で手拍子しながら口笛を吹き続けたりと、なんとか捕獲するため夢中になっていたものです。

 

6/5まで宇和町の愛媛県歴史文化博物館で

「なばたとしたか こびとづかんの世界展」が開催されていました。

大きくなった娘と2人、じっくりと観覧してきました。

絵本の原画やフィギュアなど、こびとファンにはたまらない見所満載の楽しい展覧会でした。

数量限定のプレゼント「ミカンキツケ」の缶バッジはゲットできませんでしたが、「こびとなりきり!顔出しパネル」ではしっかり記念撮影をしてきました。

 

動物を飼っている野村高校には、もしかすると「シボリオオチチ」や「カクレケダマ」がひっそりと暮らしているかもしれません。

皆さんも童心に帰って「こびと探し」してみませんか?   支援員 土居  

夏の花々に癒されています!(^^)!

2022年6月3日 14時27分
一口日記

青葉若葉がキレイな初夏がやって来ました。

職員室横の通学路の西洋紫陽花の花が

だんだん黄緑色から白色に変化して

日一日と膨らんで真っ白な花を咲かせ

毎朝私たちを出迎えてくれています。

 

花が大好きな私…。

今年も野村高校の夏の花の苗をたくさん購入しました。

寄せ植えを作って

玄関や庭に飾りガーデニングを楽しんでいます。

高校の農場(ハウス)には

色とりどりの花の苗がたくさんあり

選ぶのに迷ってしまうほど、どの花も可愛くてステキです。

畜産科の栽培班の生徒たちが、先生と一緒に鉢上げして

一生懸命育てた苗だと思うとなおさら愛着が湧きます。

しかも1苗60円!絶対に安いです。

 

庭に出てキレイな花を眺めていると心が癒されます。

土に触れると心も身体も元気になります。

花がら摘みをまめにして毎日水やりをして

これからも大切に夏の花々を育てていきたいと思います。

 

ガーデニングは子どもから大人まで

老若男女問わず誰でも楽しめます。

今は男性のガーデナーさんも大勢いらっしゃいます。

草花に興味のない方も

ガーデニング(花育て)始めてみませんか?

 

          支援員 岡田美智子

サッチモ

2022年6月1日 09時25分

本校の先生方の忙しさを毎日見ている。

日々の働きぶりには頭が下がる。

学習指導、生徒指導、部活指導、・・・・・。

土日休日関係なく、子どもたちのために

朝早くから夜遅くまで

個人の時間を犠牲にして頑張っておられる。

教師の仕事がどうしてこんなにも

過酷になったのだろうか。

 

父は中学校の教員だった。

寡黙な人だった。

いつも怒った顔をしていて

滅多に笑顔を見せてくれなかった。

最近わかったのだが、

それが普通の顔だったのだ。

 

先日、家内の還暦祝いを行った。

その際、3人の息子たちが言った。

おっとうは俺らに厳しく

いつも怒った顔をしていて

話しづらかったと・・・・・。

私はいつもの顔だった。

最近、よく言われる。

父によく似ていると・・・・・。

 

小学校低学年の頃

父が宿直の時のよく勤務先に泊まりに行った。

その頃は学校には宿直制度があった。

普段は、厳しい父が

そのときだけはとても優しかった。

普段は食べさせてくれないお菓子は食べ放題。

次の日に提出する学校の宿題は

丁寧にわかりやすく教えてくれた。

夜が更けるにつれ、若い先生方が酒瓶を持って

宿直室に集まってきた。

布団の中で先生方が語らい合う様子を見ていた。

普段、見ることのない父の笑顔がよかった。

 

昔の学校には余裕があったのだろう。


父は遺言で自分の葬式には

サッチモの曲を流してほしいと言った。

葬式にジャズなんてと思ったが

父の願いを叶えてやった。

式場に流れる「バラ色の人生」

最高によかった。

多くの父の教え子が見送ってくれた。

 

朝の連続ドラマ「カムカム・エブリボディ」を視聴して

サッチモと父を思い出した。

父が死んで8年になる。  牛舎 仲木

また夏がやって来る

2022年5月11日 16時29分
一口日記

今年度、本校で7年目を迎えます、英語科の兵頭久美です。

新年度を迎えると、いつも、本校に赴任してきた時のことを思い出します。

春の空気のせいでしょうか。風を感じて、その時期の出来事をよく思い出します。

暑くなってくると、(思い出すのは)やはり4年前の豪雨。

災害時の備え、うち(家)は十分だろうか。

英語科 兵頭

バラが咲いた

2022年5月10日 16時57分

20年前からバラを育てています。ここ10年はまじめに世話をしているからか、きれいな花を咲かせてくれるようになりました。

 

 

大正3年 と遊んどります

2022年5月6日 11時00分

5月の連休に入って 家で ミシンのレストアをしています

数年前に 宇和島のミシン屋さんから譲ってもらった2台のシンガーミシン

そのうちの 模様が比較的残っているものを修理中です

すっかり錆びて動かない状態ですが  ねじ一本まで磨き上げていきます

1914年(大正3年) アメリカ製

108年の錆と汚れを落とし製造当時の状態を目指します

精巧なからくりと 金属の材質 工作の精度には毎回(今回で6度目?)感動

使い捨てとは対極の世界 

つくる人の良心とこだわりが 小さなねじ一本からも伝わります

 

第一次世界大戦が始まった年にアメリカで作られたミシン

日本で 防空頭巾や もんぺも縫ったのでしょう

いろんなことを考えさせてくれます

 

                     芸術(美術)仙波 

  

  

全国高校総合体育大会に向けて

2022年4月27日 09時15分
一口日記

 GW(ゴールデンウィーク)も間近に迫りました。南予地区予選会が終わった部もありますが、陸上競技部は5月3・4・5日

宇和島丸山公園陸上競技場で行われます。毎年ほぼこの時期にこの日程で行われ、私のGWはこの大会に始まりこの大会で

ほぼ終了します。もちろんそれは陸上競技部員や関係者も同じ。世間では、やれ旅行だ、お休みだと言っていますが、

そう言う意味でのゴールデンな感じはありません。

 しかしこの大会は、全国大会に繋がる大事な初戦です。この大会を通過できなければ全国大会への道は閉ざされてしまします。

体調を崩す、故障をする、どんな理由があれこの大会を超えてこそ、全国への道がつながるのです。全国大会はアスリートの夢

人生にとって一度きりの大きな夢に向かう初戦をこのGW中に経験できることは、まさに「ゴールデン」なのだといつも感じます。

 毎年様々なドラマを見せてくれる選手たち。今年もワクワクしながら大会に臨みたいと思います。

 文責 陸上競技部顧問 中島

 

春の天気

2022年4月25日 18時36分

今日は久しぶりの晴れ間が見られました。

ただ、今週の残りは天気が悪く、梅雨の気配が近づいて来ています。

 

春は大陸からの移動性高気圧の影響で天気が周期的にわかりやすい季節です。

そのため、寒暖差も起こりやすく偏頭痛が起こりやすかったり体調管理がむずかしかったりする季節でもあります。

新年度が始まってから2週間。総体予選や様々な行事で生徒たちも疲れが溜まってきている時期です。

ここで無理しすぎず、体調管理をしっかりした上で充実した学校生活を過ごしてもらいたいものです。