どろんこのうた

2022年12月14日 15時08分

 10月末の本校高校祭、知的障害者福祉施設「野村学園」の『どろんこの詩(うた)』が展示されていた。

 利根勝之さんの「24時間で」(にんげんは みんな 24時間で がんばって生きていくしかありません)は、県立学校の人権問題学習資料『人間の輪』にも掲載され、シルク博物館にも大きく展示されている。

 就職1年目、仕事に追われまくっていた私は、この詩に心を落ち着けてもらった。

 水尾宏和さんの「愛の木」(長い木 空までとどく 愛の木)、同じく(この木は ふたりの木 愛の木 丸田とぼくの木)。心の中に爽やかな風と温かさ吹き込んでもらった。

 

 野村町は福祉の街だ。

 障がい者施設も複数ある。地域で暮らす障がいのある人も多い。障がいのある人と直接触れ合いやすい街だ。

  

 高校生のみなさんは、障がいのある人と、触れ合うことは多いですか。

 共生社会は、本の中にあるのではなく、ここにあります。

 市内で働く外国の人も増えています。

 

 教頭 児島 万代光

明日の朝は早起きをして

2022年12月1日 13時00分
一口日記

4年に1度のサッカーワールドカップが開催されていますね。

睡眠時間を削ってテレビの前で観戦している毎日です。

明日早朝、日本は決勝トーナメント進出をかけて強豪スペインと戦います。

それぞれの選手が計り知れないプレッシャーを感じていることだと思いますが、悔いの残らないようプレイしてほしいものです。

 

男子サッカーワールドカップでは、史上初めて女性が主審を担当すると話題になっています。

主審・副審合わせて6名の女性が審判員として選出されているそうです。

日本の山下良美審判員もその1人です。

先週の試合では第4審判員を務め、試合前のコイントスをしたり選手交代のボードを掲げたりと颯爽とした姿が見られました。

以前に山下さんが主審を務めたJリーグの試合では、大柄な選手たちに詰め寄られても臆することなく、毅然とジャッジする態度がとても凛々しく印象的でした。

女性審判員が、体格差のある男子選手と同じように90分走り通し正確に判断するのは、容易なことではないと思います。

山下さんのホイッスルがカタールのスタジアムに響く日は間近ではないかと楽しみにしています!

                                                 支援員 土居

永遠の尾崎豊

2022年11月29日 09時15分
一口日記

今日11月29日は尾崎豊の誕生日です。

生きていたら57歳。

亡くなったのが26歳の時だったので

早くも30年以上の月日が経ったことになります。

今の高校生にとっては、尾崎?「Ⅰ love you」歌う人?

くらいの印象しかないかもしれませんが

当時はカリスマ的存在で リアルタイムの若者たちは

教祖のように彼のことを慕っていたようです。

尾崎より年上の私は

すでに結婚して子育て真っ最中でしたが

彼の透き通るような歌声と端正な顔立ちに魅せられて

大ファンになりました。

最前列真正面で彼のライブを見たのが

今までの私の人生の中で一番の宝物です。

 

尾崎が数多く残した名言の中から選りすぐり

高校生の皆さんに伝えたいメッセージを贈ります。

 

<その1>

なあ皆 夢はあるかい。

夢を追い続けて行くことができるかい。

決して 決して自分に負けたりしないかい。

決して君の夢が消えないように。

そして夢が押しつぶされてしまわないように。

いつまでも俺は叫び続ける。

 

<その2>

人生はきっと自分のしたいことのためにあるんだと思う。

だから今のうちにうんとたくさん

心の財産を増やしておくといいと思う。

そうすれば 君が求めているその夢に きっと辿り着ける。

 

尾崎の心の声に思いをはせて…

高校生の皆さん

心の財産をたくさん蓄えておきましょう。

将来の夢に向かって突き進んでいきましょう。

応援しています。

                支援員 岡田

 

 

生きる力

2022年11月11日 16時30分

約3ヶ月毎の一口日記の当番が巡って来た。

今回は、本校の生徒の様子について紹介したい。

私は早朝出勤して

牛舎で搾乳等、牛の世話をするのが

主な仕事なので、

生徒の教育活動については

直接関わっていない。

 

 

生徒からは先生とは呼ばれているが

先生ではない。

したがって、第三者的に

生徒を見ている。

以下に記したことは

ひいき目に書いたことではない。

 

 

先日(11/2水)、

宇和の我が家の畑に

畜産科の1年生13名と

3年生16名がやって来た。

 

 

「あやぐも」の原料となるサツマイモを

収穫するためだ。

害獣被害等のリスク分散のため

宇和でも栽培していたのだ。

 

1年生は午前9時半から

午前11時頃まで、

3年生は午前11時から

昼食を挟んで午後2時半頃まで

作業を行った。

 

驚いたことがある。

それは、

先生の生徒への指示が

徹底することだ。

作業を始めるにあたり、

H先生が生徒たちに言ったことは

「協力し合って、つるを刈り、

マルチを剥がし、スコップを使って

丁寧に掘ること」

これだけだった。

 

作業はすぐに始まった。

生徒たちは自ら考え、

主体的に判断し行動し、

能率よく作業を進めていった。

学級経営がうまくできている証拠だろう。

 

共同作業を行うにあたり

必要となるのは協調性や他人を思いやる心だが、

生徒たちは確実に身につけている。

リーダーがみんなをまとめ、

互いに助け合っていた。

野村高校の小規模校の特性を生かした、

一人一人と向き合った教育の

成果だと思う。

また、

保護者や地域の理解、

協力も見逃せないだろう。

 

 次に驚いたことは

「ありがとうございました」が

自然と言えることだ。

少し手助けした時や、

作業の合間に差し入れをした時に

大きな声で返ってきた。

豊かな人間性が育っている。

 

そして、

明るい笑顔と体力。

終始、健康的な笑い声が聞こえてきた。

相撲部のA君が

キャリー4個を重ねて運ぶのには驚いた。

80kg以上はあるだろう。

 

野村高校では、

知・徳・体がバランスよく育まれている。

生徒一人一人に

「生きる力」が確実に身についている。

   牛舎 仲木

今夜は空を見上げよう

2022年11月8日 08時59分
一口日記

満月がすっぽりと地球の影に隠れる「皆既月食」が今夜、日本全国の東の空で見られます。しかも今回は「皆既月食中の天王星食」という極めてレアな現象も同時に起きるということです。月が惑星の手前を通る「惑星食」とのコラボを日本で見られるのは322年後で、私たちが生きている間にはもう見ることのできない貴重な現象です。幸い今日の天気は晴れ。きれいな満月と一緒に見られることを期待しています。午後6時過ぎから満月が欠け始め、午後7時16分に完全に月食となるそうです。部活の手をとめて夜空を見上げてみてください。

 

高校祭での演奏(筝曲部)

2022年11月2日 15時35分
一口日記

 

野村高校に赴任して7年。筝曲部に携わって7年。高校祭ので演奏も7回経験。

例年、高校祭の前日には、筝曲部をご指導いただいている講師の先生やOGの方々にも来ていただき、舞台を盛り上げるべく、あれよこれよと一緒に準備をしていただきます。コロナ禍前は、中学生にもご協力いただき、何かとにぎやかに準備したこともあります。数年前からは、他の生徒たちがダンスという形で協力してくれて、楽しい時間を提供できるようになりました。

そして、今年。今年は野球部の生徒たちが面白おかしく演出してくれて。これまた楽しい時間となりました。

部員減やコロナ禍にも負けない、高校祭の演奏だったと思います。皆様、ありがとうございました。

ネタ探しを口実に

2022年11月1日 09時55分
一口日記

行ってきました

1杯でしたが、釣れてよかった。英語科T

戦前の・・・

2022年10月30日 16時56分

今年の5月から修理をしていた 足踏みミシン

1914年(大正3年)アメリカ製

夏休みの後半に 修理が完了しました

108歳のおばあさん それなりに若返り 軽やかに動いてくれています

 

    

 

 お盆の頃に 八幡浜の旧坂本歯科で 戦時下の八幡浜 を紹介する展示を見学

貴重な建物を残そうと 有志の方たちが廃屋をきれいにされていました

廊下に ほこりをかぶった大きな蓄音機

扉は壊れ ハンドルのつまみもなく あちこち割れて 塗装も劣化しております

その晩 そのヒトのことが 脳裏から離れず

次の日には 修理を申し出てしまいました

調べてみると1924年 アメリカビクター社製 VV-210 98歳です

固まったゼンマイモーター(強力なゼンマイ2丁)もばらして 再グリース

木製のケースも 割れや隙間を直し シェラックニスでフレンチポリッシュ仕上げ

ミシンと同様 ねじ一本まで 磨き上げます

 

   

 

  

 

カビにまみれたSP盤たち(LP以前の ごつくて割れる78回転レコード)もきれいにして

何十年ぶりに 98歳の Victorola 嬢に 唄ってもらいます

鉄針(英国でまだ製造中!)は片面ごとに交換

竹針で聴くヴァイオリンには 魂を奪われます

電気増幅しないその音は たとへば コオロギがそこで鳴いているような 生の音

やはり蓄音機は「特別な音」( 妻の感想 )でした

 

   

 

残されたSP盤に  戦後のものは 一枚もありませんでした

 

元の持ち主が 生前に聴いていたのと 同じ音で 

返すまで 大事に だいじに 秋の夜  聴かせてもらっています

 

      芸術(美術)仙波

 

 

 

秋は星見の季節

2022年10月28日 16時08分

   夜散歩に出かける。秋冬は星が美しい。空を見上げながら歩く。流れ星に遭遇することあり。10月22日はオリオン座流星群最大の日であったが、あいにくその晩は晴れなかった。その数日前に、関東甲信越地方で火球(非常に大きな流れ星)が目撃されている。YouTubeで検索。ハワイのマウナケアで星空のライブ中継をしている。25日の夜見ていると、左上から真下に大きな丸い光が。画面が一瞬真昼になった。最大級の火球である。

 オリオン座は星雲でも有名。鼓の形をしていて、右下の星がリゲル、左上がベテルギウス。双眼鏡でのぞくと、ベテルギウスは赤く不安定に輝く。赤色超巨星の星は、太陽系に置いてみれば土星くらいまでの大きさがあるのだとか。

 明日は高校祭。今年は高校祭スターが誕生するか。

 

じゃくぜん

2022年10月20日 14時41分
一口日記

カメムシの季節である。

本館4階の私の教室の網戸にもマルカメムシが何匹も引っ付くようになってきた。

カメムシは日の当たる白い箇所に集まる習性がある。

彼らが集まるのはこの部屋が日当たりがよいという証拠なのだろう。

 

一人暮らしを始めた一年目、初めてマルカメムシを見た。

当時住んでいた部屋のベランダは彼らの集会所であったようで、異様な数のマルカメムシが出現した。

あの異様な光景を今も忘れることはない。

それから彼らとは仲良くできていない。

 

南予に引っ越してきてカメムシのことを「じゃくぜん」と呼ぶことを知ったが、中には愛着を込めてなのか「じゃっく」と呼ぶ生徒もいる。

私が彼らを「じゃっく」と呼べる日は永遠に来ないだろう。