10月末の本校高校祭、知的障害者福祉施設「野村学園」の『どろんこの詩(うた)』が展示されていた。
利根勝之さんの「24時間で」(にんげんは みんな 24時間で がんばって生きていくしかありません)は、県立学校の人権問題学習資料『人間の輪』にも掲載され、シルク博物館にも大きく展示されている。
就職1年目、仕事に追われまくっていた私は、この詩に心を落ち着けてもらった。
水尾宏和さんの「愛の木」(長い木 空までとどく 愛の木)、同じく(この木は ふたりの木 愛の木 丸田とぼくの木)。心の中に爽やかな風と温かさ吹き込んでもらった。
野村町は福祉の街だ。
障がい者施設も複数ある。地域で暮らす障がいのある人も多い。障がいのある人と直接触れ合いやすい街だ。
高校生のみなさんは、障がいのある人と、触れ合うことは多いですか。
共生社会は、本の中にあるのではなく、ここにあります。
市内で働く外国の人も増えています。
教頭 児島 万代光
一口日記
4年に1度のサッカーワールドカップが開催されていますね。
睡眠時間を削ってテレビの前で観戦している毎日です。
明日早朝、日本は決勝トーナメント進出をかけて強豪スペインと戦います。
それぞれの選手が計り知れないプレッシャーを感じていることだと思いますが、悔いの残らないようプレイしてほしいものです。
男子サッカーワールドカップでは、史上初めて女性が主審を担当すると話題になっています。
主審・副審合わせて6名の女性が審判員として選出されているそうです。
日本の山下良美審判員もその1人です。
先週の試合では第4審判員を務め、試合前のコイントスをしたり選手交代のボードを掲げたりと颯爽とした姿が見られました。
以前に山下さんが主審を務めたJリーグの試合では、大柄な選手たちに詰め寄られても臆することなく、毅然とジャッジする態度がとても凛々しく印象的でした。
女性審判員が、体格差のある男子選手と同じように90分走り通し正確に判断するのは、容易なことではないと思います。
山下さんのホイッスルがカタールのスタジアムに響く日は間近ではないかと楽しみにしています!
支援員 土居
一口日記
今日11月29日は尾崎豊の誕生日です。
生きていたら57歳。
亡くなったのが26歳の時だったので
早くも30年以上の月日が経ったことになります。
今の高校生にとっては、尾崎?「Ⅰ love you」歌う人?
くらいの印象しかないかもしれませんが
当時はカリスマ的存在で リアルタイムの若者たちは
教祖のように彼のことを慕っていたようです。
尾崎より年上の私は
すでに結婚して子育て真っ最中でしたが
彼の透き通るような歌声と端正な顔立ちに魅せられて
大ファンになりました。
最前列真正面で彼のライブを見たのが
今までの私の人生の中で一番の宝物です。
尾崎が数多く残した名言の中から選りすぐり
高校生の皆さんに伝えたいメッセージを贈ります。
<その1>
なあ皆 夢はあるかい。
夢を追い続けて行くことができるかい。
決して 決して自分に負けたりしないかい。
決して君の夢が消えないように。
そして夢が押しつぶされてしまわないように。
いつまでも俺は叫び続ける。
<その2>
人生はきっと自分のしたいことのためにあるんだと思う。
だから今のうちにうんとたくさん
心の財産を増やしておくといいと思う。
そうすれば 君が求めているその夢に きっと辿り着ける。
尾崎の心の声に思いをはせて…
高校生の皆さん
心の財産をたくさん蓄えておきましょう。
将来の夢に向かって突き進んでいきましょう。
応援しています。
支援員 岡田
一口日記
満月がすっぽりと地球の影に隠れる「皆既月食」が今夜、日本全国の東の空で見られます。しかも今回は「皆既月食中の天王星食」という極めてレアな現象も同時に起きるということです。月が惑星の手前を通る「惑星食」とのコラボを日本で見られるのは322年後で、私たちが生きている間にはもう見ることのできない貴重な現象です。幸い今日の天気は晴れ。きれいな満月と一緒に見られることを期待しています。午後6時過ぎから満月が欠け始め、午後7時16分に完全に月食となるそうです。部活の手をとめて夜空を見上げてみてください。
一口日記
野村高校に赴任して7年。筝曲部に携わって7年。高校祭ので演奏も7回経験。
例年、高校祭の前日には、筝曲部をご指導いただいている講師の先生やOGの方々にも来ていただき、舞台を盛り上げるべく、あれよこれよと一緒に準備をしていただきます。コロナ禍前は、中学生にもご協力いただき、何かとにぎやかに準備したこともあります。数年前からは、他の生徒たちがダンスという形で協力してくれて、楽しい時間を提供できるようになりました。
そして、今年。今年は野球部の生徒たちが面白おかしく演出してくれて。これまた楽しい時間となりました。
部員減やコロナ禍にも負けない、高校祭の演奏だったと思います。皆様、ありがとうございました。

今年の5月から修理をしていた 足踏みミシン
1914年(大正3年)アメリカ製
夏休みの後半に 修理が完了しました
108歳のおばあさん それなりに若返り 軽やかに動いてくれています

お盆の頃に 八幡浜の旧坂本歯科で 戦時下の八幡浜 を紹介する展示を見学
貴重な建物を残そうと 有志の方たちが廃屋をきれいにされていました
廊下に ほこりをかぶった大きな蓄音機
扉は壊れ ハンドルのつまみもなく あちこち割れて 塗装も劣化しております
その晩 そのヒトのことが 脳裏から離れず
次の日には 修理を申し出てしまいました
調べてみると1924年 アメリカビクター社製 VV-210 98歳です
固まったゼンマイモーター(強力なゼンマイ2丁)もばらして 再グリース
木製のケースも 割れや隙間を直し シェラックニスでフレンチポリッシュ仕上げ
ミシンと同様 ねじ一本まで 磨き上げます


カビにまみれたSP盤たち(LP以前の ごつくて割れる78回転レコード)もきれいにして
何十年ぶりに 98歳の Victorola 嬢に 唄ってもらいます
鉄針(英国でまだ製造中!)は片面ごとに交換
竹針で聴くヴァイオリンには 魂を奪われます
電気増幅しないその音は たとへば コオロギがそこで鳴いているような 生の音
やはり蓄音機は「特別な音」( 妻の感想 )でした

残されたSP盤に 戦後のものは 一枚もありませんでした
元の持ち主が 生前に聴いていたのと 同じ音で
返すまで 大事に だいじに 秋の夜 聴かせてもらっています
芸術(美術)仙波
夜散歩に出かける。秋冬は星が美しい。空を見上げながら歩く。流れ星に遭遇することあり。10月22日はオリオン座流星群最大の日であったが、あいにくその晩は晴れなかった。その数日前に、関東甲信越地方で火球(非常に大きな流れ星)が目撃されている。YouTubeで検索。ハワイのマウナケアで星空のライブ中継をしている。25日の夜見ていると、左上から真下に大きな丸い光が。画面が一瞬真昼になった。最大級の火球である。
オリオン座は星雲でも有名。鼓の形をしていて、右下の星がリゲル、左上がベテルギウス。双眼鏡でのぞくと、ベテルギウスは赤く不安定に輝く。赤色超巨星の星は、太陽系に置いてみれば土星くらいまでの大きさがあるのだとか。
明日は高校祭。今年は高校祭スターが誕生するか。
一口日記
カメムシの季節である。
本館4階の私の教室の網戸にもマルカメムシが何匹も引っ付くようになってきた。
カメムシは日の当たる白い箇所に集まる習性がある。
彼らが集まるのはこの部屋が日当たりがよいという証拠なのだろう。
一人暮らしを始めた一年目、初めてマルカメムシを見た。
当時住んでいた部屋のベランダは彼らの集会所であったようで、異様な数のマルカメムシが出現した。
あの異様な光景を今も忘れることはない。
それから彼らとは仲良くできていない。
南予に引っ越してきてカメムシのことを「じゃくぜん」と呼ぶことを知ったが、中には愛着を込めてなのか「じゃっく」と呼ぶ生徒もいる。
私が彼らを「じゃっく」と呼べる日は永遠に来ないだろう。