本校でも紫陽花が咲いている。
私は紫陽花の色が好きだ。同じ株でも淡い色もあれば強い色もある。
それぞれが個性を出し、懸命に咲いている様子は他の花にはない趣がある。
その花の色は土壌のpHの影響によるもののため理科的にも興味深いが、
それを抜きにしても私は四季折々の花の中で紫陽花が一番好きなのかもしれない。
その花言葉は「家族」や「団欒」
集まって咲いている紫陽花にはぴったりな花言葉である。
梅雨も終わり、紫陽花たちが咲き誇る時期も終わりを迎えつつある。
また来年、雨と共に紫陽花たちが鮮やかに咲き誇る姿を楽しみに待っている。
酷暑の中、長かった期末考査も終わり、一息ついている生徒が多いことだろう。
昨年度を思い返すと、この時期から3年生の進路選択が本格化し、受験生は忙しい毎日を送り始めたことを担任としてよく覚えている。
とある生徒の受験形態が集団討論であった。本番までに慣れておきたいので、何度か放課後に練習をすることとなった。
他の生徒も自分たちの受験が近づいているので、あまり余裕はないと思うが、二つ返事で集団討論への協力を承諾し、そこに心の温かさを感じた。
さらに、練習中では良かった点や悪い点を歯に衣着せぬ物言いで積極的に指摘しており、本気の思いやりを見ることができた。
また、隣のクラスではあるが、冬の受験シーズンにおいて進路が決まっている生徒の中で、受験を控えている友達と一緒に勉強する様子も見られた。
こうした共同意識、仲間意識、思いやりは、野村高校では様々な場面でみられ、その度に感心させられる。
野村高校生の澄んだ心から生まれる行動をこれからも見ていきたい。 数学科 三好
一口日記
今年もジメジメした夏がやってきました。
夏の花と言えば、やっぱりひまわり。
先日、ミニひまわりの種をもらったので、プランターに植えてみました。
我が家の庭は、今、アガパンサス、インパチェンス、ブルーサルビアとまあまあ花でにぎわっています。

ひまわりが咲くのは、2か月くらい先です。
暑い夏を乗り切って、立派に咲いてくれるとうれしいです。
中田
一口日記
一口日記
朝5時過ぎ、思いつきのジョギング
ランニングシューズを手に取った
両足ともに、かかとの部分が、斜めに半分以上削れている
おもいっきりの片減り
10年近くは履いてきただろうか
車はクッション部分にガタがきている
路面の凸凹がドンと響く
乗り始めて15年、走行29万キロ
故障を直し直し、乗り続けている
2年前が最後の車検のつもりであった
が、今年の7月の車検にも出すことに決めた
履かないズボンが何本もある
傷みはない
ただ、きつくて履けないだけだ
息を吐ききっても履けない
そのうち履けるだろうと思って10数年
ずっとハンガーに掛けられたままだ
長年使ったモノは捨てづらい
教頭 児島
一口日記
六月もはや半ば。仕事に慣れたと言う感覚は、微塵も無い。
なれるというよりは、新生活にながされているといったところが、正直な感想である。
ところで、人はなぜ意味も無く下を向いたり、ため息をついてたりしてしまうのだろうか。
先にいっておきたいが、気がめいっているわけではない。
ただ、湿度も高まり、まとわりつくようなうっとうしさを感じる季節になってきて、
そんな機会が増えたような気がする。
「下を向いたって何もない。ただひたすら前を向いて歩け!」
そういわれたら、そうかもしれない。
燃やせるものが何もないときにこそ、闘魂は燃やすものである。
・・・けれど、案外下を向いてあるいてみることも悪くない、と思う。
最近、教員住宅近辺では螢がぽつぽつ光る。
そのことに気づいたのは、私も同じく、下を向きながらぽつぽつ帰った時だった。
舞うというよりは息づくように、彼らは足もとの草中で光るのである。
光りの拍動に、思わず嘆息が漏れる。
感激に満ちたため息は、満たされた心が少しこぼれた結果だと、そのときに知った。
小さくか弱いともしび。けれど確かに、私たちの足下を照らしてくれる灯火。
今日も今日とて、のむらいふ。
一口日記
ヨツバカンノン、バイブスマダラ、リトルハナガシラ…
これらのもの、何だか分かりますか?
これらの変な名称は、こびと研究家でイラストレーターのなばたとしたかさんが書かれた絵本「こびとづかん」に登場するこびとの名前です。
私の娘は幼い頃、こびとの世界にどっぷりとはまり「こびと探し」に付き合わされた思い出があります。
こびとの好物のきのこを見つけるため山を歩き回ったり、おびき寄せようと庭で手拍子しながら口笛を吹き続けたりと、なんとか捕獲するため夢中になっていたものです。
6/5まで宇和町の愛媛県歴史文化博物館で
「なばたとしたか こびとづかんの世界展」が開催されていました。
大きくなった娘と2人、じっくりと観覧してきました。
絵本の原画やフィギュアなど、こびとファンにはたまらない見所満載の楽しい展覧会でした。
数量限定のプレゼント「ミカンキツケ」の缶バッジはゲットできませんでしたが、「こびとなりきり!顔出しパネル」ではしっかり記念撮影をしてきました。
動物を飼っている野村高校には、もしかすると「シボリオオチチ」や「カクレケダマ」がひっそりと暮らしているかもしれません。
皆さんも童心に帰って「こびと探し」してみませんか? 支援員 土居
一口日記
青葉若葉がキレイな初夏がやって来ました。
職員室横の通学路の西洋紫陽花の花が
だんだん黄緑色から白色に変化して
日一日と膨らんで真っ白な花を咲かせ
毎朝私たちを出迎えてくれています。
花が大好きな私…。
今年も野村高校の夏の花の苗をたくさん購入しました。
寄せ植えを作って
玄関や庭に飾りガーデニングを楽しんでいます。
高校の農場(ハウス)には
色とりどりの花の苗がたくさんあり
選ぶのに迷ってしまうほど、どの花も可愛くてステキです。
畜産科の栽培班の生徒たちが、先生と一緒に鉢上げして
一生懸命育てた苗だと思うとなおさら愛着が湧きます。
しかも1苗60円!絶対に安いです。
庭に出てキレイな花を眺めていると心が癒されます。
土に触れると心も身体も元気になります。
花がら摘みをまめにして毎日水やりをして
これからも大切に夏の花々を育てていきたいと思います。
ガーデニングは子どもから大人まで
老若男女問わず誰でも楽しめます。
今は男性のガーデナーさんも大勢いらっしゃいます。
草花に興味のない方も
ガーデニング(花育て)始めてみませんか?
支援員 岡田美智子



本校の先生方の忙しさを毎日見ている。
日々の働きぶりには頭が下がる。
学習指導、生徒指導、部活指導、・・・・・。
土日休日関係なく、子どもたちのために
朝早くから夜遅くまで
個人の時間を犠牲にして頑張っておられる。
教師の仕事がどうしてこんなにも
過酷になったのだろうか。
父は中学校の教員だった。
寡黙な人だった。
いつも怒った顔をしていて
滅多に笑顔を見せてくれなかった。
最近わかったのだが、
それが普通の顔だったのだ。
先日、家内の還暦祝いを行った。
その際、3人の息子たちが言った。
おっとうは俺らに厳しく
いつも怒った顔をしていて
話しづらかったと・・・・・。
私はいつもの顔だった。
最近、よく言われる。
父によく似ていると・・・・・。
小学校低学年の頃
父が宿直の時のよく勤務先に泊まりに行った。
その頃は学校には宿直制度があった。
普段は、厳しい父が
そのときだけはとても優しかった。
普段は食べさせてくれないお菓子は食べ放題。
次の日に提出する学校の宿題は
丁寧にわかりやすく教えてくれた。
夜が更けるにつれ、若い先生方が酒瓶を持って
宿直室に集まってきた。
布団の中で先生方が語らい合う様子を見ていた。
普段、見ることのない父の笑顔がよかった。
昔の学校には余裕があったのだろう。
父は遺言で自分の葬式には
サッチモの曲を流してほしいと言った。
葬式にジャズなんてと思ったが
父の願いを叶えてやった。
式場に流れる「バラ色の人生」
最高によかった。
多くの父の教え子が見送ってくれた。
朝の連続ドラマ「カムカム・エブリボディ」を視聴して
サッチモと父を思い出した。
父が死んで8年になる。 牛舎 仲木