一口日記
あなたの趣味は何ですか?と聞かれると
「読書です。」と即答するくらい昔から本の虫でした。
先日、『新版 人生で大切なことはすべて「書店」で買える』という本を
図書室で借りて読みました。
本好きには堪らない魅力的なタイトルの本です。
その本の前書きの中で著者の千田琢哉さんは
大学に入るまでは漫画本以外の本を一冊も読んだことがなく
中学高校時代の原稿用紙3枚分の読書感想文は
まるで拷問だったと書かれています。
そんな筆者が
大学4年間で1万冊以上の本を買って読み漁り
大手コンサルティング会社勤務、独立を経て
今では文筆家として活躍されているから驚きです。
前書きや帯コメの面白い本は
内容も90%が面白いと聞いたことがありますが
まさにこの本がその見本だと思います。
おもわず手に取りたくなるくらい
帯の文章の一節一節がインパクト大です。
この本の中で特に印象に残った一節を紹介します。
早朝読書は脳のラジオ体操
野村高校でも朝読書の時間があり
毎朝実践しているので嬉しくなりました。
早朝は脳が一番整理整頓されている状態で
読書することによって
質の高い知恵が生み出される化学反応が起こる可能性が高いそうです。
みなさん、朝読書も含めて是非本を読む習慣をつけましょう。
本を読むことで世界観が広がり
これから生きていく上での人生のヒントを
いろいろ学ぶことができますよ。

この本に興味のある方は
是非図書室に足を運んで読んでみてくださいね。
支援員 岡田 美智子
牛舎の仕事を始めて2年になります。
早朝5時前から搾乳、給餌、除糞等の作業をひとりで行っています。
始めの頃は、失敗したらどうしようと緊張の連続でした。
トラブルがあっても他に頼る人がいないので・・・。
しかし今では、もうすっかり慣れました。
忘れられない牛がいます。
「3番」のネックバンドをつけた牛。
とても人なつっこい牛でした。
その牛は、搾乳が終わり、除糞を始めると必ず近寄ってきました。
そして、私の体に頭をスリスリしたり、
手をなめ回したり、甘噛みしたりして、作業の邪魔をするのでした。
いたずらをしては耳をピクピク動かす仕草が
かわいくてたまりませんでした。
まさに、大きな大きな猫でした。
この牛のおかげで、牛の世話がとても楽しくなりました。
ただ、搾乳量は他の牛と比べると少ないことが気がかりでした。
牛舎の仕事を始めて2ヶ月ほどたったとき、
3番の牛が出荷されることを知らされました。
それは食肉加工用に回されることを意味します。
そのときのショックは今でも忘れられません。
牛舎の仕事を辞めようと本気で思ったくらいでした。
その日の朝、3番の牛は1番に搾乳ケージに入ってきました。
いつもは最後に入ってくるのに・・・。
牛はとても賢い動物です。
3番の牛は自分がどうなるのかわかっていたのだと思います。
前日までにネックバンドが外され、
鼻輪がつけられたことなどから、
牛なりに覚悟を決めていたのではないでしょうか。
搾乳後、業者のトラックに暴れること無く、
おとなしく乗り、運ばれていきました。
大好きな配合飼料を最後に食べさせてやれなかったことが悔やまれます。
「今まで、ありがとうな・・・。」涙が出そうでした。
3番の牛が牛飼いの楽しさと辛さを教えてくれました。
この牛の名前が「アイリス」
それから私は牛を名前で呼ばないことを心に決めました。
情が移るから・・・。
その後、何頭もの牛が出荷されていきました。
牛舎の牛はすべて最後は出荷されます。
これは定めです。
牛はペットではありません。
人間の生活の方が大事です。
しかし牛の出荷のたび、辛い気持ちになります。
牛舎の仕事を続ける限りこの辛さから逃げることはできません。
ただ、この辛さが少しずつ薄れてきているのも事実です。
私が少しずつ本当の牛飼いに近づいてきている証拠だと思います。
私にできることは牛たちが少しでも快適に過ごせるよう
心配りすることだけです。
そして、牛に限らず肉料理は
どんな部位でも全部残さず感謝して食べることです。
牛舎 仲木
梅雨の時期になりました
朝から雨で気分も湿りがちな時もありますが
本校の満開の赤いサツキが、今日も生徒職員のみなさんを出迎えます。
去年の剪定が上手くいき、場所にもよりますが今年はよく咲いてくれています。
やはり、手間を惜しまずかけただけ、結果が答えてくれるようで
万事、このようです。
事務室 三好 哲朗

愛媛県の「まん延防止措置」が解除になりましたが、農繁期を迎えたこの時期は何処に行くでもなく連休中は田んぼ通いの毎日でした。
先日の土日も、草刈りと草引き、倉庫の修繕で休日が終わりました。
時々、携帯から以前の写真が表示されますが、昨年や2年前は農作業のほかにマラソン大会の画像が出てくるのを見ると、早く前のような状態に戻ることを願うばかりです。
事務課 大野
一口日記
本校では普通科Ⅱ型において2年生より商業科目を履修することができます。
ほとんどは選択での授業になりますが、最大で21単位商業科目を履修できます。
これは普通科高校では他にない本校の特徴の一つです。
また、授業を通じて多くの検定試験にもチャレンジしています。
昨年の資格取得状況は次の通りです。
電卓検定 1級27名
簿記検定 1級17名、2級14名
商業経済検定 1級 8名、2級 8名、3級26名
情報処理検定 2級16名、3級20名
ビジネス文書検定 1級(速度1名)、2級2名(速度20名)、3級26名(速度6名、文書5名)
授業や補習で検定対策も丁寧に行っています。
なお昨年度は5名が3種目以上1級に合格することができ、全商協会から表彰されました。
今年度も多くの生徒が合格できるように頑張ります。
商業科:宮本
一口日記
先日、家の畑で父が野菜苗を植えていたところ、きれいな水色のアマガエルを見つけました。珍しいのでひとまず捕獲し、そのカエルをこれからどうするか話し合いました。①このまま自然に戻してやろう。②けれどこんな目立つ色では外敵に狙われやすいだろう。③じゃあ近くの水族館で飼育してもらおう。ということで、③を選択しました。その水族館では、同じ種類のカエルを既に4匹飼育しているとのこと。私と父は、うちのカエルも仲間に出会えて喜んでいることだろうと言いました。
後になってふと、自分があのカエルだったら・・・と考えました。私だったらきっと、「例えトンビに食われても、大自然の中で好きな虫を捕って食べ、お気に入りの水場を見つけ楽しく遊んで暮らしたいケロ!」と思うかも。カエルのQOL(生活の質)について考えたある梅雨の日でした。 ※実物はもっときれいな水色でした。 保健室(浪口)

一口日記
蒸し暑くなってか、急にブト(ブヨ)が出てきて痒そうにしています。大きい方の蚊取り線香は朝になってもまだまだ残っていることを初めて知りました。
今年は5月8日に初ホタルを見ました。私史上最速です。(岡田)
一口日記
10年ぶりに「食品製造」という科目を担当しています。クッキーやマドレーヌ作りを今まではしてきましたが、今日は小麦粉の特性を知るために「グルテンの抽出実験」を行いました。小麦粉と水を混ぜて団子を作り、その後水にさらして洗い流し、最後に残ったグルテンの量を調べるというものです。ネット全盛の時代ですからこんな実験の動画ももちろんありますが、自分の手でこねて団子を作り、最後に残ったネバネバの感触を確かめる。五感を使った体験に勝るものはないと思っています。私自身も40年前に行ったこの実験を今でも鮮明に覚えています。 農業 新




桜の桃色の季節が過ぎ、今は新緑の季節真っただ中。
例年、ゴールデンウイークに入って一息つくと、4月の慌ただしさのためか見過ごしていた山の緑が鮮やかになっているのに気づきます。
いつも感動することなのですが、緑って、何色(なんしょく)もあるんですね。
山一つ見渡しても、様々な緑色が折り重なっています。
でも、言葉にすると結局「緑」。緑の表現を並べたくなります。(黄緑、青緑、深緑、茶色がかった緑、鮮やかな緑、光を反射している緑、・・・。)
この「緑」を楽しみながら出勤しています。英語科 兵頭
